今日は午前中事務所で仕事。
午後からはお客様のところへ。
若干難しそうだった住宅ローンの名義変更(負担付贈与)が
銀行の審査無事通ったのでいよいよできそうです。
ホッとしました。

最近民主党が事業仕分けと称して無駄遣いの追及を行っています。
確かに天下りやワタリを繰り返して
高給や退職金をもらい国家予算を貪る人間は許せません。
きっちり仕分けしていただきたいものです。

しかし無駄遣いがそれほど悪いことかといえば
一概にそうとは言えないと思います。

その無駄なお金も回ることによって経済活動が行われるからです。
お金が入ってくれば必ず使われます。
貯蓄にまわる懸念はありますが、全部貯蓄ということはあり得ません。

企業や家計も実は同じで、人から見れば無駄と思われる支出にも
実はすごい価値があるということはよくあります。

単純に無駄遣いだと思ったら
意外とそうでもなかったというケースはいいのですが、
本来とても大事な支出なのに、
それを無駄遣いと勘違いしているケースもあります。

大事な人や仲間との付き合い、自分や将来への投資、
時間をお金で生み出すこと、快適な生活や仕事環境、
こういったものへの支出でしょうか。

個人の家計の場合は単純にその家族の価値観の問題となりますが、
企業がこのあたりの判断を誤ると大変なことになります。

わたしが関わっている企業や経営者の方の中には
こんな人は当然いませんし、いるわけもありませんが
このあたりを勘違いした節約主婦のような経営者が会社に出てくると
もはや経営ではなく、ただの飯事になってしまいます。
そして会社はガタガタに、、、

1万円をケチって100万円失うようなことを平気でしちゃいます。

そんな愚策を一国家がするはずはないと信じたいですが、
事業仕分けも大事な部分とそうでない部分の見極めを誤れば
国がガタガタになる可能性があるかのもしれません。

ただ無駄を削ればいいのではなく、あるお金をどう有効に使うかで
家計にも、企業にも、国家にも雲泥の差がつくのだと思います。