今回は経営の数値管理についてお話させていただきます。

我々も仕事で数字の説明をさせていただく機会がありますが、

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経営者
・・・正直よく分からない。

・・・という方もいらっしゃるかもしれません。

まさに不徳の致すところで反省すべきことです。
なるべくわかり易く説明したいのですが、なかなか説明が難しいのも現実です。

そこで今回は損益管理をなるべく簡単に把握する方法をお伝え致します。

経営の数値管理3つの方法

数値を把握する方法として、以下の3つをご説明します。

数値管理3つの方法

⑴ 前年比較
⑵ 損益分岐点売上高分析
⑶ 予算実績管理

まず前提として適正な月次決算をしたうえで、この3つの方法で数値管理していきましょう。

前年比較

前年比較

売上・経費・利益について前年と比較して増えたのか、減ったのかを確認します。

冷静に各項目の増減を分析すると、現状が把握できて取るべき対応策も見えてきます。
単純な方法ですが、非常に有効です。

損益分岐点売上高分析

損益分岐点売上高分析

① 一ヶ月の経費を把握して、必要な粗利を算出します。
② その粗利を稼ぐために必要な売上を利益率から逆算します。

実際は変動費と固定費に分けて分析しますが、あまり難しくなると趣旨に反します。
あくまでも一ヶ月にかかる経費から、必要な売上高である目標を計算します。
あまり細かく計算しなくてもいいので、とにかく概算でも計算することが大事です。

一ヶ月でかかる経費とそれに見合う売上の逆算をして目標売上高を算出します。

一つ絶対的な最低限の売上目標が完成します。

またそれだけでなく、

  •  その売上をいくら超えたから利益がいくら出るはず!
  •  売上を下回ったので今月は赤字になりそう・・・

・・・など大筋の数字が頭に入ります。

最初は概算で計算して、徐々に精度を上げていければ問題ないと思います。

予算実績管理

損益分岐点売上高分析である程度数字が把握できるようになったら、今度は目標予算を作成します。

予算実績管理

① 目標予算を作成します。
② そしてそれに届いたか届かないか、何が原因かなどを分析します。
③ 分析した原因について対応策を検討し、それがまた次の目標予算に結びついていきます。

予算を作成してその実績との差額を分析出来るようになればかなりのレベルです。

経営の数値管理・まとめ

以上簡単ですが、おおまかな数字を把握するための簡単な方法をお伝えしました。

いずれにせよ適正な月次決算が重要となります。

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経営者
今は数字を把握しきれていないけど、今後はしっかり把握していきたい !

・・・という方は弊事務所担当者までお気軽にご相談ください。
今後の対応を一緒に考えていきたいと思います。