以前、ある会社経営者の方から今のお店を続けるべきか、
それともたたむべきかの相談を受けました。

ご家族の状況、会社の財務状況、今後の展望、
などをいろいろお聞きして、調査し検討を進めました。

その結果、わたしの判断としては
お店は諦めて、新しい生活に踏み出すのがベスト
という結論が出ました。

正直言うと私個人の立場としては、
商売を継続してもらい、仕事をいただけた方がいいわけですが、
ここは相談者の立場を優先し、この結論をお伝えしました。

経営をサポートする立場として、当然のアドバイスだったわけですが
後程こちらの相談者の方から、ものすごく感謝をされました。

なんでも私以外のまわりの専門家に相談すると、
答えは決まって
「わたしが力になるから一緒に頑張りましょう」
という無責任な答えばかりだったそうです。

当然関わる人は少しでも長く、商売を続けてもらった方がいいです。
でもそれは一般の業者の方の考え方であって、
経営をサポートする専門家としては、
絶対に行ってはいけないアドバイスなのではないでしょうか。

自分の都合で顧客にアドバイスをするようになたっら、
今の経営サポートの看板は下ろさなければなりませんね。