先日、仙台商工会議所の雑誌「飛翔」を見ていると、
森永卓郎さんの記念講演の記事が載っていました。

記念講演の内容は主に次の通りです。

・新自由主義でまともな経済発展はできない
・モノやサービスを創って初めて付加価値が生まれる
・お手本はイタリアの経営モデル
・現場への権限移譲と暗くならないことが大事

新自由主義の経済システムというのは、
規制緩和、民営化、社会保障カット、格差社会、金融資本主義
にみられるような金融第一、投機拡大を図る考え方です。

これではそのうちバブルが弾けてしまうわけです。

そこでモノやサービスを創って実際の付加価値を生まなければならない
ということになります。
そこで手本になるのがアート性の高いイタリア製品で、
現場への権限移譲と明るさで、ワクワクするアートな製品を沢山作り、
その中からヒット商品が生まれるようにすることが大事だそうです。

そういえば以前お会いした商品の開発を企画されている先生も、

この分野の器具は芸術性が無さ過ぎてつまらない。
だからファッショナブルな製品を作りたい。

とおっしゃっていました。

既存の製品のアート化。

ヒット商品を生む可能性が隠されていそうです。