先日あるバラエティ番組で「日本人が知らない日本のいい話」
のようなタイトルでエルトゥールル号の話が紹介されていました。

この話は、明治時代、トルコの軍艦「エルトゥールル号」が
日本の近海で沈没した際に、当時の日本人が不眠不休で生存者を
救助し看護したこと、また日本全国各地から多くの義金や
物資の援助が行われ、生存者を神戸で治療して回復後
無事トルコ本国まで送り届けたという話です。

生存者のトルコ人の方は、
「この恩は絶対に忘れない、必ず本国で語り継ぐ」
と約束したことから、
実際トルコの方でこの事件を知らない人はほとんどいないそうです。

しかし、この話をほとんどの日本人は知りません。

イランイラク戦争の際、イラクのフセイン大統領が
「今後イラクの上空を通過する飛行機は全て撃ち落とす」
と宣言したことがありました。

当時イランにいた日本人は逃げ出す手段がなく困り果てていたのですが、
その際にトルコの飛行機が2機救助に向かい
無事全ての日本人が帰国を果たすことができたことがありました。

それはトルコにしてみれば「エルトゥールル号」のときの恩返しだったのですが、
この話を知らない日本人は、なぜトルコが助けてくれたのか全くわかりません。
ひどい新聞社なんかは経済援助目的だと記事に書いたりしていたそうです。

とんでもない話です。
番組でもこういう話は日本でも語り継ごうよという結論になっていました。

この話は私自身は以前勤めていた会社の会長が話をしてくれたので知っていましたが、この話を教えていただいたときに、
こういう話は本当に語り継がれて欲しいと私自身も思ったことを思い出しました。

その番組で言われてましたが、
日本は意外と世界の人々から好かれているそうです。

単なるバラエティ番組でしたが、非常にいい内容の番組だったと思います。
今後も日本人としての誇りを感じられるような話を紹介してほしいものです。

この話の詳しい解説はこちらをご覧ください。
この話の本質を突いた説明がなされていると思います。
https://www1.ocn.ne.jp/~cdl65021/s3erutorurugou.htm