お金関連の相談として多いのはやはり資金繰りの問題。

利益が出ているのに資金が減っている、
借り入れが大幅に増加しているのに、預金は増えていない、

等々。

内容は少し違っても概ねこのような内容の相談が多いです。

これには様々な原因が考えられます。

借入金の返済スピードが速すぎる、
売掛の回収が滞っている、
在庫が増えている、
取引規模が大きくなって運転資金が必要になっている。

等々。

主な原因は上記に掲げたものが多いのですが、
これが密接に絡み合って複合的だったりすると
理解に苦しむケースが多くなります。

我々の場合、決算書や試算表を一目見れば原因はすぐにわかります。
でも厄介なのはこれを説明するときです。

なるべくわかりやすく丁寧に説明することを心がけていますが、
収支と損益と資金の流れの違いがわからないと
理解が難しい内容となってしまいます。

先日もどう考えても納得できないという方がいらっしゃいました。
電話で何度説明してもダメだったので、
直接お会いして説明いたしました。

なかなか難解なケースでしたが、最終的にはご納得いただき一安心。

このように損益と資金繰りのチェックは定期的に行う必要があります。
自分で理解できなければ納得できるまで説明してもらいましょう。

このあたりを野放しにしていると、
勘定あって銭足らずの黒字倒産となってしまったり、
お金が回っているから安心してたら
とんでもない財務状況になっていた
なんてことにもなりかねません。

利益と資金

難解であっても、まめにチェックする必要がありますね。