今日から10月。
秋らしくなり、衣替えとともに今年も残りあと3カ月となりました。
年内中にやるべき仕事などを再確認する時期でもありますね。

それと今日からタバコが値上げになりました。
かつてない値上げ幅に、禁煙する人も急増中とか。
確かに1箱400円以上というのはお小遣いや家計に響きそうです。

よく経費削減のご相談を受けますが、
今日はタバコに絡めて経費削減の考え方をお話したいと思います。

300円のタバコを毎日1箱吸うと年間で約11万円かかります。
だいたい月1万円という感じでしょうか。

これとは対照的に毎日使用する備品を11万円で購入したとします。
テレビでもパソコンでも家具でもなんでもいいです。

この二つの11万円の支出は同じ支出に見えたり、
場合によっては備品購入の方が大きな支出に見えます。

でもこれは実は逆です。
11万円の備品はよっぽどのことが無い限り5年くらいは使えます。
そうすれば一日当たりの単価はたったの60円になってしまいます。

定期で支払いう経費と一時で支払う経費はこういう比較の考え方が必要です。

ですから企業も家計もまず経費の見直しは、
毎日または毎月、定期で発生するものから行います。

一回の支出が大きいものに目が奪われがちですが、
年間でいくら、何年間でいくらという観点で見る必要があるわけです。

たとえ小さい金額であっても、定期の支出の見直しを行うことは
将来とても大きな差を生むことになるのです。

誤解のないように付け加えますが、
タバコは無駄だからやめましょうという話ではありません。

あくまでも定期の支出か一時の支出かという観点だけの例え話です。